Godoxのストロボ「TT685C」を買ってみました。
買ったキッカケ
オフカメラストロボをやってみたくてGODOXの「Xpro」と「X1R」を買って使ってみたら非常におもしろい!ストロボの位置が自由になるとこんなにも撮れる絵が増えるんだぁと感動しました。
最初は1灯で十分楽しんでいたのですが、だんだん欲が出てきました。
「ストロボを増やしたい…」
2灯あればバックライト+サイド光、3灯あれば…とできることが増えていくからです。
いま手元にはストロボが2つあります。
- スピードライト320EX
- スピードライト430EX III-RT
今回は、430EX III-RTにX1Rを装着して、Xproからの発光指示を受け取れるようにしました。これで1灯。もう1灯足すにはどうしよう。すでに手元には余らせているストロボがもう1台あります。なのでX1Rをもう1個買えばよさそうに思いました。
ただそれも微妙かなと考え直すことに。
X1Rの価格は5,000円。X1Rさえ買えばワイヤレス2灯目増員できます。しかし充てがうストロボは320EX。GN(ガイドナンバー)は32に留まります。2灯目がないよりあるほうがうれしいものの、2灯目の明るさがそれでいいか?と思っちゃったんですよね。
例えばGODOXのストロボを購入してみるというのはどうだろう。GODOXはフラッシュトリガー・レシーバーだけでなく、ストロボも製造販売しています。
Godoxの取り扱っているストロボについてはこちらの記事が参考になりました。
良さそうに思ったのがTT685です。
- GNが60と強力(いま持ってる2台目よりも明るい)
- 電池が乾電池なので汎用性が高い(リチウム電池にも良さあるけど汎用性の高さ大事)
- TTLも付いているのでオンカメラの普段使いにも良さそう
- Xシステム(ラジオスレーブ)に対応しているので受信機不要
- 1万円台前半とお値打ち価格
既存のストロボを活かすために5,000円で受信機を買うより、7,000円上乗せすれば大光量で受信機も内蔵されてるストロボを買えるなら、Godoxのストロボ買うでしょ!Godoxのストロボがどんなもんかも使ってみたいですしね。
ガイドナンバー抑えめでもっと低価格のものもありましたが、Godoxストロボ最初に買う1台目は全部盛りを選んでおくのがいいかなぁと思ってTT685を選びました。
注文はAmazonで
ヨドバシなど量販店を通したほうが困ったときに助かる。という声も多いようですが、入荷が安定してないそうで、欲しいときにヨドバシには在庫がありませんでした。
待ってられない。いまほしいんだ。
ということでAmazonで注文。
Godox製品は販売元がAmazonではなく複数のショップがマーケットプレイスで売りに出しているようで、どこから買ったらいいのか悩ましいところですが、業者さんのレビューコメントを読んで信頼できそうなところを選びました。
TT685の価格は13,700円(2020年10月時点)。純正品でGN60クラスというと「CANON スピードライト 600EX II-RT」になりますが、お値段5万円台です。Godoxは破格ですね。
届いたので開けてみた
Amazonから届いたダンボール箱を開けてみるとTT685本体のほかにふたつの小物が。TT685の箱の外だったので、TT685の付属品ではなく、おまけってことなんでしょう。
おまけは
- カラーフィルターキット(12色)
- ディフューザーソフトボックス
でした。メーカー名などの記載は見当たらずどの程度のものなのかはよくわかりませんが。
カラーフィルターは使ってみたいなぁと思っていたのでうれしいですね。
箱の中身
日本語の説明書がついてました。ついてくるかはショップによるのかな?中国語も英語も読むのは大変なので日本語版の取説があると助かりますね。
スタンドとケースが付属しています。
スタンドの裏面には三脚等に固定できるネジ穴。
キャッチライトパネル
深爪のじぶんには、引き出すのがちょっと大変でした。
430EXのキャッチライトパネルは指でも引っ張りやすい構造になっていたのですが…。TT685は構造的に?指では引っ張り出せずSuicaや一円玉など薄い道具で代用することでひっぱることができました。自分が深爪しちゃってるせいではあるのですがちょっと使いづらいなと感じるところです。
ヘッドは、垂直-7°〜90°の範囲、水平0°〜360°の範囲で動きます。
水平の動きに関してはちょっと硬めです(軽くひねろうとしても回る気配がなかったので、TT685は水平方向には回らないのか・・・!?と思ってしまったほどです)。カチカチッとしたロック機構がないことに起因するのかな?勝手に回ってしまわないように硬めなつくりなんだと思われます。
(液晶パネルやボタン類については使いながら気づいたことを書き足していこうかな)
Godox TT685Cを使って撮影してみた
Godox TT685Cを使って撮影してみた写真と体験談を書いていこうと思います。TT685C単独の使い勝手の話も書きたいと思いつつ当面はXproを交えた2灯の話になるかも。
まずはフィルムカメラのPENTAX MEから。
1灯目は右奥から逆光気味に、2灯目は左手前からサイド光気味に配置しての撮影。
お次は、TT685Cにおまけで付いてきたカラーフィルターを使って。
被写体はポケ盛りのリザードンに。
ふつうに撮るとこんな感じですが。
2灯配置。
1灯目(左側)はリザードンの正面から、2灯目(右側)はリザードンとほぼ同じ奥行き位置から奥を、照らします。2灯目には背景をつくる役割があります。イルコさんの本「オフカメラ・ストロボライティング p44」でいうところのレイヤー4の光(背景の壁などを照らす光)ですね。
紫色のカラーフィルターをセットして撮った写真がこちら。
赤色のフィルターをセットして撮った写真がこちら。
背景の色を自由につくりだせるって、おもしろい。
1灯だけだと背景の色を変えてオシマイですが、2灯目があるから被写体も明るくしてあげられるわけで、多灯ライティングの世界は奥深い。
お手頃価格で多灯をはじめられるGodoxよき〜。
Godox TT685Cの仕様
(日本語取説から抜粋)
(微妙に日本語の変なところが見受けられましたが自分で正しく補正できる自信がないため、原文ママです)
【タイプ】
対応カメラ | Canon EOS カメラ(E-TTL II 自動発光) |
発光指数 (1/1段; 200mm焦点距離) | 60(m ISO 100) 190(feet ISO 100) |
フラッシュカバー範囲 | 20-200 mm(広角ディフューザーパネルを使うときに14mmです) ■自動ズーム(自動にレンズ焦点距離と画像サイズに合う発光カバー範囲を設定します) ■手動ズーム ■フラッシュヘッド回転/傾斜、水平0〜360°、垂直-7°〜90°(反射発光) |
発光持続時間 | 1/300秒〜1/20000秒 |
【露出制御】
露出制御システム | E-TTL II自動発光、手動発光 |
フラッシュ露出補正(FEC) | 手動、フラッシュブラケット露出:±3段で1/3段をステップとして調整します(手動フラッシュ露出補正フラッシュブラケット露出と組み合わせて使えます) |
フラッシュ露出ロック(FEL) | <FEL>ボタンまたは<*>ボタンを使います |
シンクロ方式 | ハイスピードシンクロ(最高1/8000秒)、前幕シンクロ、後幕シンクロ |
ストロボ発光 | あり(回数:100回;199Hz) |
【ワイヤレス発光(光学伝送とワイヤレス2.4G伝送)】
ワイヤレス制御 | マスターユニット、スレーブユニット、シャットダウン |
制御可能スレーブ ユニットグループ | 【光学】A,B,C 【2.4G】A,B,C,D,E |
伝送範囲(約) | 【光学】 室内:12〜15メートル 室外:8〜10メートル レシーブ角度:水平±40°、垂直±30° 【2.4G】 100メートル |
チャンネル | 【光学】 4グループ:1,2,3,4 【2.4G】 32グループ:1〜32 |
スレーブユニット状態 インジケーター | 2つの赤色ランプ同時点灯 |
モデリング発光 | カメラの被写界深度プレビューボタンを使って発行します |
【AF補助光】
有効範囲(約) | 中央:0.6〜10メートル エッジ:0.6〜5メートル |
【電源】
AA電池 | ニッケル水素電池(オススメ)或いはLR6(単3形)アルカリ乾電池4個 |
リサイクル時間 | 約0.1〜2.6秒(パナソニック eneloopニッケル水素電池)、フラッシュ準備完了、LED赤色インジケーター点灯 |
トータル発光回数 | 約230回(2500mAニッケル水素電池) |
節電 | 90秒ぐらい操作しないと、フラッシュは自動的に電源をシャットダウンします。スレーブユニットとして、60分間放置すると、待機状態に入ります。 |
【シンクロトリガー方式】
ホットシュー、3.5mmシンクロケーブル、ワイヤレスコントロールソケット |
【色温度】
5600±200k |
【サイズ】
体積 | 64×76×190mm |
正味重量(電池を含まない) | 410g |
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